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疲れってなんですか? 乳酸のウソと疲れの仕組み

2017年09月03日(日)
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乳酸が溜まると、疲れる。と、当たり前のように覚えている方も多いはず。10年前までは「乳酸」こそが疲れの原因であると常識的に言われてきましたが、それ間違ってます。

一般的に「疲れ」には、肉体的・精神的・神経的の3タイプがあると言われています。ですが、疲れを感じる基本的な仕組みはすべて同じ。

まず何かしらの負荷により「1.細胞に負担」がかかると、細胞が「2.酸化」していきます。いわゆる錆びるという状態ですが、これにより「3.機能が低下」すると体内では「4.老廃物が増加」します。これをきっかけに「5.疲労因子」が発生して大脳が、なんか疲れたな〜、と判断するのだそう。1の細胞への負荷が、筋肉であれ脳であれ神経であれ、疲れたな〜、の自覚は同じように起こります。

では「乳酸」とは何だったのか?ですが、確かに筋肉に負担が掛かると一時的に増えるのは事実。乳酸は疲れた時の筋肉のエネルギーとなる「グリコーゲン」を作るために使われるので、むしろそれなりに増えてもらった方が都合がいいんです。

それからスポーツドリンクなどで「クエン酸」配合を謳うものが多いですが、そもそもクエン酸が乳酸を分解・除去することで疲れを軽減するというロジックでした。残念ながら、乳酸と疲れの間には直接的な関係がないことが分かったわけですが、クエン酸がストレスや疲労感を軽減する効果は十分に認められるそう。ATPという疲労時の代替エネルギーの産出にも関与していると考えられています。結果的に言えば、クエン酸は効果あり、と考えてよさそうです。ややこしくてスミマセン。

さて、ウォーキングも慣れてくるまではなかなかの「疲れ」がありますよね。でも慣れてくると同じ距離なのに以前と違う。当然、筋肉がついて身体ができてきたから、という理由もありますが、意外と「神経的な疲れ」が影響していることも考えられます。

神経的な疲れとは、脈拍や呼吸を整えたり、体温の変化に身体が順応する能力だったり、「自律神経の疲弊」のこと。ウォーキングで筋肉自体が疲弊しているというより、慣れない身体が運動に適応しようとするときに溜まってしまう疲れです。そういうときは無理をせず、しっかり休むことが大切。身体が慣れてくれば、適度な運動負荷のウォーキングはむしろ脳の疲れやリフレッシュに効果的。新鮮な空気を吸って歩くことは、「疲れに効く」とも言えるんですね。

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