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全国旅歩きガイド

柳澤哲の「1000の道」第10回:神奈川県・大山巡礼トレイル(24㎞)

2018年04月18日(水)
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五輪選手が実際に歩いた!1000の道ウォーキングコースガイド

ウォーキングのプロである元競歩五輪選手が、実際に1000の道をウォーキング
実際に歩いたからこそ分かるコースの魅力を皆さんにお伝えします!!

■第10回コース:大山巡礼トレイル

コース概要:神奈川県 秦野市・厚木市
コース距離:24㎞


▼実際にウォーキングしてみての、コースの楽しみポイント!▼

【コースお楽しみ度】 ★★★☆☆

○4つの山を登頂!
○関東平野の見事な眺望
○山の中を巡るトレイルが満喫できる

こんな方にお勧め!

☑きついコースを克服するのが醍醐味
☑山登りが好きだ
☑巡礼の旅にロマンを感じる

【コースの難易度】 ★★★★★

登って降るの繰り返しで、しかも急勾配。尾根を歩くコースもありウォーキング・トレイルというよりは登山の要素がかなり強いため、初心者にはお勧めできない
少々体力に自信がある、という方でもしっかりと準備をして臨みたい

【周辺充実度】 ★☆☆☆☆

コースはほぼ山中で、スタートに自動販売機がある位。但しゴールには温泉あり
途中街道に降りるが、お店らしいお店は無い
しっかりと準備をして臨みたい

【最寄駅からコースまでのアクセス】 ★☆☆☆☆

スタート・ゴール地点ともバスで20分程かかる。ゴール地点からのバスは30分に1本位しかないので注意したい

【少人数】

登山に慣れているのであれば、一人でも大丈夫。慣れていないなら経験者を含めた少人数(3名程度)だと楽しめる

【安全度】 ★☆☆☆☆

ウォーキングとして見た場合、コースの難易度が高い
季節によってはヤマヒル・熊に注意が必要。準備は万全で臨みたい
※携帯は圏外となる場所が多いので、事前にMAPの準備をしておくことを強くお勧め

「ペット」 不可

連れて行かないほうが無難

~スタート時~

気象状況 【快晴】
気温 【10度、日差し強い】
出発時間 【8:00】
コース歩破時間【およそ5時間30分】
※通常は10時間程度

蓑毛バス停を降りるとすぐに丹沢公園。近くの大日堂で安全祈願をして、いよいよスタート!!





今回のウォーキングコースは、山道が中心。
途中アスファルトの道路もあるが、急勾配の坂道が続くので心して臨みたい。


山中では意外に分岐も多い、立て看板をしっかりと確認しGPSを活用して進む。
(※圏外となる場所もあるので注意)
途中、ただ山肌を登る、なんて場所もあるので迷わないように!

女人禁制だった大山、その碑が今も残る。


石だらけの登山道をひたすら上り続ける。


1月に登ったので、山頂に近い場所では雪の名残もちらほら。
急勾配の場所にはロープがかかっている。


途中、富士山が見える絶景ポイントで一休み。


山頂に近づくにつれて、完全にシューズ選択のミスに後悔…。
しかし、進むのみ!!


一つ目の登頂!大山に山頂に到着!


自分以外の人は完全に冬山装備…この先が心配。
更に立ちはだかる急勾配、今度は雪の山道を降りていく。

切り立った尾根には一応手すりがあったものの、決してウォーキング用のシューズで歩く場所ではない…。


無事に、降りきることに成功。山を侮ってはいけません。

山中を抜け沢沿いのアスファルトの道に出る。雪がないということがとても安心できる。
しかし路面が完全に凍結している場所もあるので注意は必要。
ただ、尾根ではないので安心して転べます。(笑)


続く鐘ヶ獄への登山道手前にはトンネルが。これが長くて、真っ暗。ダッシュで抜けました。
足元が暗くて全く見えず、なかなかの恐怖。


トンネルを抜けるとすぐの広場を入り、鐘ヶ獄の山道へ。
最初はかなりの急勾配な狭い道。大山の急坂を降りて、この登りは堪える。

鐘ヶ嶽山頂はお社後、すぐ下には浅間神社が。


ここから下るにはこちらも同じく急勾配の石段を降りなければならない。
しかもけっこう長く、恐る恐る慎重に歩いていく。

ただ不安定な場所ばかりではなく。景色の良いところに出ると気持ちも落ち着く。
ここにある昔ながらの石像は、タイムスリップしたような気分を味合わせてくれる。


さらに下っていくと獣害を防ぐための柵にでる。
ずっと山深かったので、人里が近くにあると思えて妙な安心感が生まれる。

久しぶりの車道の歩きやすさ、といったら!
ただ少し道に迷いやすいので、歩く際は気を付けて。

愛宕社の脇に見城山への山道が!見落としやすいので注意したい。


途中にある、小さな祠の適当な修復っぷりになんだか和みます。


見城山山頂へ!本日3つ目の登頂。
途中の案内板が壊れ、道に倒れていて、危うく見落とすところでした。


さらに日向山山頂も制覇、見城山から日向山は簡単に着く。

梅の木を抜け日向薬師の裏手へ。裏手にある駐車場を左向かい、しばらくは車道を歩く。
途中には絶景ヴューポイントもあるので興味のある方は是非。

1月とはいえど、この看板には良い気がしない…。



ぜひ立ち寄ってみたい食事処を発見、趣があって良い。


七沢温泉を通過。ちょっと温泉に入りたい気分を抑えつつ…。
※入ったら最後、ゴールできない気がするので。


車道をいき、巡礼の峠と向かう。
ここに来てまた坂道だが、いままで登ってきた坂道に比べたら平地に感じられます。(笑)
巡礼峠を抜け、物見峠へひたすら山道!

物見峠からの一望。まさに物見峠!


白山に着くと展望台もあります。(山頂手前)

いよいよ最後の降り、長谷寺へと向かいます。

長谷寺を裏手から。
ふつうは山門からですが、逆から降りていくのは妙な気分。


沢沿いを進み飯山温泉へゴール!!



■ウォーキング後の感想



ハッキリ言ってカロリーはこの倍は消費しているでしょう。運動負荷がまるで違います。
感覚的には2000カロリーは超えていると思います。坂が考慮されていませんからね。(苦笑)筋肉痛が10日間ぐらい抜けませんでした…。

トレイルというより、前半から中盤は登山です。登山として臨まないと大変な目にあいます。
後半の巡礼峠から「トレイル」です。少なくとも「ウォーキングコース」というほどの手軽さはまったくありません。

コースは楽しめますが、人を選ぶコースですのでご注意を!

※この記事は2017年1月に歩いた内容を記載しています。

ご紹介した「大山巡礼トレイル(24㎞)【神奈川県 秦野市・厚木市】」の詳細はこちら

▼1000の道を紹介している姉妹サイト「歩きんぐくらぶ」へ▼
https://alkg.jp/course/C114004


柳澤 哲

2000年 シドニー五輪代表20㎞競歩日本代表。
2001年 世界陸上エドモントン大会では20㎞競歩にて日本人初の7位入賞を果たす。
2002年 アジア大会釜山にて銅メダル。
2000年から2012年まで、13年間20㎞競歩日本記録保持者。
選手引退後は、各自治体や企業にて一般の方へのトレーニング・ウォーキング指導。並行してJOC強化スタッフ競歩コーチとして指導選手を世界陸上・五輪へ出場させる。世界陸上・五輪の日本向けTV放送解説も務める。NHK「ウォーカーズ~歩くことはスポーツだ~」のウォーキング監修&指導。

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