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健康

疲労=乳酸はもう古い! 疲労の原因とは???

2019年07月09日(火)
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こんにちは。ウォーキング療法士の飯塚元泉です。
ウォーカーの皆さんがラクに楽しく歩けるようなちょっとした情報をお伝えしていきます。

―疲れ=乳酸はもう古い

皆さん、お元気ですか!?この暑さにやられていませんか!?
「あー疲れたー、もう暑いし、低気圧にもなるし、仕事も大変だし、疲れが溜まりっぱなしだよー!」
なんて声も聞こえてきそうなこの季節。



ウォーキングに限らず、日常生活で頻繁に感じる疲れ。
この時の体の状態ってどうなっているかわかりますか?

そうです!「体に乳酸が溜まっている状態」ですね!
この乳酸が溜まるから疲れを感じる・・・疲れて動けない・・・
筋肉痛が起こると、『乳酸が溜まりすぎているね』、そんなことが言われてきていたと思います。

しかし、実はこの理論、現在では否定されつつあるんですよ。知っていましたか?

数年前から新しく、【 活性酸素 】に注目が浴びています。



―活性酸素ってなに??

活性酸素はざっくりいうと、体の中で発生するちっちゃい「トゲ」みたいなものです。

呼吸が十分に出来ず、身体が酸欠状態になったりしていると、そのトゲが出現して周りの細胞たちを傷つけてしまうのです。
この活性酸素が体の中に居座ると老化や発がん、動脈硬化、糖尿病などの病態に関わっていると考えられています。

こうなってくると、活性酸素を作り出さないようにしなきゃ!となりそうですが、そうはいきません。どんなに頑張っても活性酸素はみんなの体に発生して、体内の酸素の1〜5%は活性酸素に変わってしまうのです。そこから修復する過程で細胞が生まれ変わっていきます。

―活性酸素は、実はいいやつ

ここまで、活性酸素は悪者!かのようにお伝えしてきましたが、実はそうではないようです!
活性酸素が生まれてこないと皆さんが大好きな運動としての効果が出てこないのです。



運動をすると活性酸素が生まれて細胞が壊れて、修復されるというサイクルを繰り返すのですが、その“修復をする”、という段階で体が「このままじゃダメだ!」と体を強くします。

これが、運動の効果です!

実際に、糖尿病の患者さんたちに運動をしてもらうと、糖尿病が改善したという研究が数多く出ています!体がその運動に耐えようと体の状態を改善しているのですね!

―どんな運動をすればいいの??

そうなると、どの運動がいいの?ということになりますね。
これは、大丈夫です。これを読んでくださっている皆さんであれば日常的に行っている運動です。



そう、
ウォーキング!
研究では、筋肉痛が生じるような激しめの運動よりも、

・ややキツいくらいと感じるの強度
・最大心拍数の60〜70%程度 (簡易計算:※最大心拍数=220-年齢)
(40歳の人であれば、220-40=180なので、108〜126回/分)

このいずれかの条件のものだと体には良いとされています。
もちろん、個人差もあるのである程度の目安としてもらえるといいかと思います。

日頃からウォーキングを通じて運動を繰り返し、体が多少の負荷に耐えられるように鍛えましょう!ということですね!

まとめると、

・疲労は活性酸素が原因
・だけど、活性酸素は実はいいやつ
・ウォーキングをして体を強くしましょう!

ということでした!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

*参考文献はこちらです。
1. 大石修司:運動と酸化ストレス―活性酸素と 抗酸化防御のバランスの重要性―, IRYO Vol. 69 No. 7(317-324)2015
2. 中村 成夫:活性酸素と抗酸化物質の化学, 日医大医会誌, 9(3) 2013;

ウォーキング療法士 飯塚


<プロフィール>
飯塚 元泉(いいづか まさずみ)
一般社団法人国際統合リハビリテーション協会 認定インストラクター
2012年からの総合病院や脊椎専門病院、整形外科クリニックを通じて高校生の部活復帰や高齢者の日常生活支援など幅広いリハビリ領域に従事する。特に頸部痛や腰痛などにお悩みの方に対して自身の陸上競技や野球などでの故障経験を生かしつつ、運動指導の提供やウォーキングイベントでの健康サポートなどを行なっている。「その人が自信を持って生活できる」事をコンセプトに日々活動を行なっている。

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